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 本校は、昭和17年に創立し、県内の工業高校としては2番目に古い学校であります。工業都市としても歴史のある日立市に位置し、全日制の機械科、電気科、情報電子科、工業化学科の四学科と県内唯一の定時制機械科を有し、これらの小学科を柱として工業教育に努め、これまでに一万一千名を超える卒業生を送り出しております。

本校の教育方針は、個性を尊重し、社会的・公民的資質の向上と専門的知識の習得を目指すとともに、心身共に健全で礼節を重んじる技術者を育成することであります。この教育方針に基づき、校訓の「誠実剛健・自主創造」をモットーに、教職員が一丸となって日々の指導に取り組んでおります。生徒は座学や実習をとおして工業の各分野に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得するとともに、各種職業資格の取得にも挑戦しております。

 また、特別活動では生徒会活動や学校行事が活発なほか、全日制では体育系12部、文化系7部の部活動が毎日熱心に練習に励んでおります。特に、陸上部や自動車部が活躍しており、陸上部は県高校新人駅伝大会で優勝し、自動車部は第27回本田宗一郎杯燃費競技全国大会2人乗りクラスで、1リットル当たり八百qを超える記録で2年連続全国優勝を果たしました。さらに定時制においても全国定時制通信制体育大会へサッカー部や卓球部が出場して活躍しております。

一方、本校では職業教育の充実を図るため、インターンシップや進路講話を実施したり、県の推進事業として「いばらき版デュアルシステム」などを行っております。インターンシップは就職を希望する者に対して、企業における現場実習を3日間行います。さらに進路講話は卒業生により、実際の職業の体験に基づいて、今学んでおかなければならないことなど後輩に適切なアドバイスをいただいております。また、本校の特徴とも言えるデュアルシステムは、2年生の希望者が年間を通して毎週木曜日に企業派遣実習を行うものであり、その活動は教育課程の中に位置づけており、履修単位として認めています。より実践的な技術・技能を習得することによって、産業界から求められる有為な職業人の育成に努めております。

このように様々な取り組みをとおして工業教育に取り組んでおりますが、しっかりとした勤労観・職業観の涵養はすべての人に必要なものであります。これからも21世紀を担う若者に夢や希望が叶えられるよう工業教育の活性化に努めて参りたいと思いますので、皆様方の一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
茨城県立日立工業高等学校長 高畑 啓治

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